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イギリスは不味いことで有名である。いや確かに英国産の美味しいものはある、とここに住んでいて日本に帰国した友人が言う:ほら林檎やブラックベリーやさばの燻製とか、ね。 挙げてくれたものは皆私も好きなものだが、問題は種類が少ないことなのである。土曜のFarmers' marketは欠かさず行って地場のものを買ってくるのだがこの季節は林檎も終わり、ルバーブも出ては消えて行き、正直、地場の果物がない。(それは80年代の上海もそうだった。この季節にはまっ黄色の炭酸ジュースが果物カゴの中に並べてあった記憶がある)。 そこでこの時期は特に世界中から買い叩かれた果物が市場をにぎわす。その一つがマンゴ。 これまで何回か買ったがうまいマンゴに当たったためしがない。見た目はこんなにハンサム/別嬪さんなのになぜこんな味なんだろう。。。 マンゴに関しては見た目と味に何の関連もないので美味しいマンゴを選るということを学習することもできなさそうである。それから産地ともあまり関連なさそうである。 不味いものを楽しむために不味いマンゴを強いて形容するならば - 熟すのが我慢できなくて早めにもぎ取った富有柿の味 - 甘くない桃の味 - なぜか生のままでそのままマンゴチャツネ といったところである。 又、不味いマンゴを擁護して強いてその長所を探れば「繊維がある、とはっきりわかるので腸内の掃除には大活躍するであろう」。 不味いと思うのは自分の心の中に「うまいマンゴの味」がしっかり組み込まれているからである。食べているマンゴの味が心にある「うまいマンゴの味」からどれだけ離れているか、で不味さの度合いが決まる。自分の心にうまさの基準点がある、というのは幸いでもあり見方を買えれば不幸でもあるわけだが。(私は幸いだと思うけど) 不味いものを食べている利点を敢て挙げるとすればそれはうまいものに出合った時の感激の度合いが著しく高まる、ということだ。これはいつもうまいものを食べなれている方にはお分かりいただけないかもしれない。毎回マンゴを買うのが「賭け」で、連敗しているのである。 今回、久方ぶりにうまいマンゴに出会った。コスタリカ産。うまいマンゴはうまい熟柿に南国生まれの香水がついたようなものである。おいしかったのでつい不味いマンゴをある意味懐かしんで書いてみました。(又出会う日も遠くないはず。)美味しいマンゴとは一期一会。
by yy-mari
| 2009-06-10 10:11
| イギリス
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